TDE能力伝授

以前から、伝授を行う立場として「TDE能力を持つ」ということにおいて「なにが大切か？」ということを考えていますが、最近気になってきたのが、能力を持つ人の「人間性」というものです。

「能力」と「人間性」とは、直接関係しているものではありませんが、「能力」が高くなって、それまでとは違う世界が出てきたとき、「能力」のレベルだけが一人歩きしてしまうことに違和感を感じるようになってきました。

「能力」が高くなったからといって、人間として偉くなるわけではありません。エネルギーの世界では、そう思ってしまう人も少なくないのですが、そこは勘違いしないようにくれぐれも気をつけていただきたい。

そして、そういったことをなんとかできないか、端的に言えば「人間性」を高めることにつながるような「能力伝授」ができないかという思いを持ち、伝授に取り組むようになってきました。

こういった「能力」を実現するのははっきり言って、難しいです。なかなか考えたとおりには行かない。それでも「能力」が高くなるにつれて「人間性」もあわせて高めていけるような、そういった道筋のようなものを作っていくことができる「能力伝授」を行っていこうと考えています。

もちろん、直接「人間性」を高めるというのはおこがましいことですし、その人の独自性もあるわけですから、直接、人間性を高めていくというのではありません。では、なにをするかというと「心の余裕」「人間の幅」「間」といったものを通じて、あくまでも、道筋のようなものを作っていくということです。

持っている技術、力、取り組み方の問題も影響してきますが、「やってみよう」と思える「心の余裕」を持てるようになったということに大きな意味があります。それまでは、あきらめていたようなことに対して「チャレンジしてみよう」と思える。難しいことでも、立ち向かっていくことに喜びが感じられるようになる。「心の余裕」がないと、そう“思う”ことすらできないものなのです。

また「能力」を持ち、「心の余裕」ができると、「間」の取り方が上手くできるようになる、と考えています。頭で考えるというのではない、大切な判断が、ひらめきとも言えるような「一瞬の間」にできるようになる。困難なことがあっても「間」をクッションにして、あせることなく対処できるようになる。

こういった「心の余裕」「人間の幅」「間」といったものは、抽象的なもので、話を聞いたから、本を読んで勉強したからといって持てるものではありません。それでも、こういったことが、生きていく中で「楽」になるための大切な要素だと考えています。

TDEであれば、「心の余裕」「人間の幅」「間」にもアプローチすることができます。こういったことを含めて、人間性を高めていく道筋を作ることができるような、人生の後押しができるような「能力」を伝えていくという姿勢をもって、伝授に臨んでいます。

「TDE能力」を持つことで、「TDEを使えるようになる」「エネルギー体が大きくなる」というだけではなく、会員の皆さんが、より良く生きることができるよう、人生で役立つツールとしてもらえるよう、今まで以上に「能力」を磨き、高めていきたいと考えています。

ただ、伝授を受け「能力」を持つだけで、困難が解決し、思い通りにいくというわけではありません。伝授でできるのは、あくまでも道筋を作り、後押しをしていくことだけです。自分を成長させ、育てていくことができるのは、自分自身だけです。「能力」を高めると同時に、自分の意思で「自分を成長させるチャンス」とし、努力していくことは必要です。これは忘れないでいていただきたい。

より良く生きていくためのツールとして「TDE能力」を持ち、活かし、それぞれの道を歩み、自分自身を磨いていってほしいと願っています。